サイモン :「では、次の問題だ。」
マクレーン:「おいたのむぜ、いいかげんにしてくれよ。」
サイモン :「こちらの要求をのみさえすれば、時限爆弾は解除される。いいな、では、次の問題だ。」
マクレーン:「わかったよ。 で何だ?」
サイモン :「今、お前が電話をしている電話ボックスの脇にバケツがあるだろ。大きい方が5リットル、小さいほうが3リットル入るバケツなんだが、この2つの容器だけを使ってきっちり4リットルの水を量って・・・」
マクレーン:「おいおい、似たような問題、それって前にやらなかったか?まぁ、分かるからいいけどよ・・・。」
マクレーン:「まず3リットル(小)を5リットル(大)に入れる。もう1回3リットルを大の容器に入れると、小には1リットル余ることになる。ここで一旦、大の水を捨て、小の1リットルを大に入れる。後は3リットルをそのまま大に入れれば4リットルさ。簡単じゃねぇか。」
サイモン :「・・・お前は俺を怒らせたな。・・・では次の問題だ。」
マクレーン:「おいおい、ちょっと待ってくれ!クソッ、言うんじゃなかった」
サイモン :「お前の目の前に紙袋があるだろ。それを開けてみろ。」
マクレーンが紙袋を開けると、緑色をした渦巻状のものが2つとライターが1つと電話番号が書かれたメモが1枚はいっていた。
マクレーン:「なんだこれ?」
サイモン :「それはな日本製のもので虫除けなんかにつかうものだ。端に火をつけると煙がでて、その煙が虫をよりつかなくするものだ。」
サイモンがどうやって手に入れたかどうか分からないが、どうやら袋の中身は「渦巻き型の蚊取り線香」だったようだ。
サイモン :「ではまず、お前の所持している時計を全部ゴミ箱に捨てろ。」
マクレーン:「おいおい、そりゃないぜ~、まだローン残っているのによ。」
マクレーンは、言われたとおり身に付けていたオメガの腕時計をゴミ箱に投げ捨てた。
マクレーン:「で、次はなんだ。これ使って虫でも殺せってのか? はぁ?」
サイモン :「まぁ、あせるな。では問題だ。今お前が持ってるやつは火をつけると“60分”ちょうどで燃え尽きるようになっている。そこで、それを2つ使って、45分後にメモに書いてある番号へ電話をかけて欲しい。45分より早くても遅くてもだめだ。いいな、45分後キッカリにだぞ!」
ガチャ・・・。 用件だけ言うとサイモンは電話をきった。マクレーンにのこされた道は、この2本の「蚊取り線香」を使ってきっちりと“45分”を計るしかないようだ。
マクレーン:「おいおい困ったぜ。 みんな、助けてくれよ~」
↓答え(「続きを読む」をクリックすると答えが出てきます。)↓
マクレーンが目を閉じると、どこからか聞こえてくるのか分からないが、45分をきっちり計れる方法が、頭の中に次々と流れ込んできた。
マクレーン:「・・・おお、そうか!そうだったのか! 代表してマイヤーズさん、内田りさサン、中城ゆみサン、古井ひでゆきサン、カーミットさん、ありがとう! こうやればいいんだな。」
考えがひらめいたすぐさまマクレーンは、まず1つの蚊取り線香の両端、もう一つの線香を片方から火をつけた。両端に火をつけた線香が燃え尽きたとき、30分が経過。と同時にさらに片方だけに火をつけた線香の反対側に火をつけるもう一つの線香が燃え尽きたときには更に15分が経過、よってこの時点で45分経過したことになる。
マクレーンは電話をかけた・・・。
マクレーン:「どうだ、きっちり45分だぜ。 約束は守ったぜ。」
サイモン:「チィ、まぁ今回は見逃してやろう。どっちにしても俺を捕まえない限り、この緊張感は続くがな・・・。 ガチャ」
マクレーンは赤く染まる夕暮れ空を見上げ、タバコに火をつけた。
マクレーン:「やれやれだぜ・・・。 おっ早くゴミ箱からオメガの時計見つけないとな。」
