今インディーは最大の危機を迎えていた。インディーの父ヘンリー・ジョーンズがナチスに捕まってしまったのだ。ヘンリーを助けるべく様々な困難に立ち向かい、ついに父が捕らわれている部屋を見つけたのだが…、
インディー「お父さん!」
ヘンリー「おおジュニア、すまない…。」
インディー「おい!父を返せ!」
ナチス隊長「まぁ、あわてるなインディ…、いやヘンリー・ジョーンズ・ジュニア君。 お父さんから聞いたよ、インディーって飼い犬の名前なんだってな! ハハハハハ」
インディー「そんなことはどうだっていい!早く父を…。」
ナチス隊長「分かった分かった。あせるな。ではここで少しゲームをしよう。 おい、あれを持って来い!」
隊長の命令を聞いたナチス兵は、【袋】と【黒い豆】と【白い豆】を持ってきた。
ナチス隊長「ここに、二つの豆がある、黒い豆と白い豆だ。これを袋の中に入れて、一つ取り出し、白い豆を取り出したら、ヘンリーを返してやろう、…が、もし黒の豆だったらヘンリーを殺す。いいな。」
インディー「本当に白い豆だったら、助けてくれるのか?」
ナチス隊長「私はこれでも複数の部隊を束ねる長である。嘘は、つかん。」
インディー「助かる方法がこれしかないのならやるしかないんだろう…。」
ナチス隊長「よく言ったインディー君! では始めるぞ!」
ヘンリー「ちょっと待った!インディー、本当に大丈夫なんだろうな?」
インディー「2分の1だ! ギャンブルなら確率が高いほうだろ 父さんは黙ってろ!」
ヘンリー「おいおい、賭けの対象はわしの命じゃぞ。安心してられるか。」
ナチス隊長「いいのか?始めるぞ!」
ヘンリー「いかん、自分の命じゃ、豆はワシが引く。いいな。」
ナチス隊長「どっちでもいいから早くしろ! どうせどのみち死ぬんだから…ブツブツ。」
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結局、豆を引くのはヘンリーに決まり、ナチス隊長が2つの豆を袋に入れようとした時、インディーは見えたんです【袋に黒い豆を2つ入れるのを!!】
このままヘンリーが豆を引くと、黒い豆を引いてしまい、ナチスに殺されてしまいます。普通なら不正をはたらいたと文句を言いたいところですが、言えば言ったで、取引は中止だ!と言われ結局殺されてしまうかもしれません。
インディーは少し考えた結果、
インディー「おい!、やっぱり俺が豆を引く。袋をこっちによこせ!」
ヘンリー「ジュニア、ワシが引くと言っとるじゃろ!」
インディー「父さん、ここは僕に任せてください。 僕を信じてください!」
ヘンリー「…分かった。 お前に任せるよ…。」
ナチス隊長「はぁ・やぁ・くぅ・しぃ・ろぉ~!」
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さて、物語はここで一度ストップします。 【2つとも黒い豆】を引くことになったインディーですが、父ヘンリーを助けることが出来るのでしょうか?
今回のゲームのルールをもう一度おさらいします。
1:袋に入った2つの豆の内、白い豆を引けば、父は助かる。黒い豆を引けば殺される。しかし、隊長が袋の中に2つとも黒い豆を入れたのをインディーは見た。
2:ナチス隊長はインディーに見られたことを知らない。
3:袋は厚い生地なので中はまったく見えない。
4:インディーには武器や道具など何にもない。なので豆に色を塗ったりとかは出来ない。
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さぁ、インディーはどのようにして父ヘンリーをナチスから救い出したのでしょうか?
↓答え(「続きを読む」をクリックすると答えが分かります)↓
ナチス隊長「はぁ・やぁ・くぅ・しぃ・ろぉ~!」
インディー「分かった、分かった。俺が引くからちょっと待ってくれ…。(しかし困ったな。引いたって両方とも【黒い豆】だしな…。 両方とも【黒い豆】だとすると…)そ、そうか!」
ナチス隊長「ん?どうした。早くしないか!(どうせ何をしたって駄目なんだよ。二つとも【黒】なんだからな)」
インディー「…ではこうしよう。二人で同時に袋から豆を取り出すってのは…、」
ナチス隊長「だぁ~めぇ~だぁ!なぜ俺がお前の親父を助けようとする必要がある?お前が一人で引け!」
ヘンリー「そうじゃ!あんな奴に自分の命を預けられるものか!ワシの命は、ワシ自身が守る!今は“とりあえず”の選択権をお前に与えてるだけじゃ!」
隊長も馬鹿ではない。 隊長は二人で一緒に引けば、自分が(も)【黒い豆】を引いてしまうと分かっていたようだ。 しかし、父さんのあの返事はなんだ?“とりあえず”って何か策でもあるのかな?
インディーがいろいろ考えている時、ヘンリーが小声で話しかけてきた。
ヘンリー「インディー、もしお前がどんな豆を引こうとも…ブツブツ…。」
インディー「…! そうか!」
親子でプチ会議を開いているとき、耳をつんざくような銃音が一発、部屋に響いた。
ナチス隊長「おい、いいかげんにしろ! もうゲームなんてどうでもいい。お前を撃ってやる!」
インディー「ほ、本当に分かった! では今から引くぞ。」
インディーは、右手を袋の中に入れ豆を一粒しっかりと握り締め、袋から右手を取り出した。
ナチス隊長「さぁインディー君。お前の手の中に入っている豆の色は何色かな?はやく見せろ!」
隊長の言葉にも耳を貸さずインディーは自分の右手をヘンリーの口元に持っていき、ヘンリーも口を開き、インディーの右手の中に入っている豆をパクッと口に入れ、すぐに飲み込んでしまった。
ナチス隊長「ああ~っ!」
インディー「俺が引いた豆は父さんのすでに身体の中だ。袋の中に入ってる残りの豆の色で父さんが飲み込んだ豆の色が分かるだろう。さあ、早く袋から残りの豆を出せ!」
ナチス隊長「く、く、くっ、そおぅ…。」
隊長はしぶしぶ袋から【黒い豆】を取り出した。
ヘンリー「これでワシの飲み込んだ豆の色が「白」だということになる訳じゃな。さぁ、早くこの縄をほどけ!」
ナチス隊長「くそう、インディー!これで勝ったと思うなよ!」
~~ つづく ~~
