あらすじの方は…、っていうかサメがでてるだけで想像はつくよね(笑) あらゆる所にCGがつかわれています。 もちろんサメもそうです。
ラストの方で“ある人物”がサメに真っ二つにされるシーンでは、サメ、海水、人体、そして血まですべてがCGで作られていると聞きました。 この辺が、この作品の非難される部分であります。
「ハリウッドは、想像だった世界を現実にかえる“CG”を手に入れるようになっ
て、私たちはより、リアリズムでしかも具体的にスクリーンで見ることができるよう
になった。 しかし必ずしもそれが良いとはいえないのも事実。」
と、評論家たちは口を揃えて言っているが、僕が思うのには、もし25年前に今のCG技術があれば、きっとスピルバーグは本作のような「ジョーズ」を作っていたに違いないと思う。(けっして本作が「ジョーズ」のストーリーのマネとは言っていないのであしからず。)でも当時は、あれができる精一杯の技術だから、画期的な撮影テク(サメの主観からとったカメラワーク)をつかってリアリズムを表現し、観客の想像心をかきたてる。(←結局見る人によって怖さの度合いが違ってしまうのだが。)
結果、「ジョーズ」は、ほとんどの人が「怖い」と思い、大ヒットになる。しかも「怖い」が“現実”ではなく“思い”だから、どんどん「怖い」の気持ちがふくらむ。 そのふくらむ気持ちが後々になっても「ジョーズ」を良い(面白い・怖い)作品だと語らせる。
そこで、本作品は「ジョーズ」と同じように「怖い」のだが、「怖い」という現実をみせられ、その“現実”がリアル(ある種“怖さ”の麻痺状態)すぎるため想像はそこで終わってしまう。
現実の怖さは、時がたてばどんどん萎縮していく。
今のハリウッドは「タイタニック」、「スターウォーズ」辺りから何かを失ったかもしれない。(けっして2作が悪いと言っているわけではないよ)
でもでも、本作品はイヴェントムービーとして見れば、こんなに面白い映画はないと思うんだけどなぁ(笑)
