
原題:POLTERGEIST ('82・米 115mins.)
出演:ヘザー・オークル/ジョベス・ウィリアムズ
監督:トビー・フーバー
製作・原作・脚本:S・スピルバーグ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
子供の頃、よく寝ぼけて、夜中に意味もなく家の中を歩いたり、真っ暗な中で着替えをしていた(らしい・・・)私。 「実は私もそうだった。」って人、いるんじゃない?
でも、家族の中で、放送終了後のあの“ザーッ”となっているTVに向かってお話ししている子がいたらご用心。 異時限の世界へ連れて行かれちゃうかも。キャロル・アンのように・・・。
同じような家が立ち並ぶニュータウンに暮らす5人家族。 ある晩、末っ子のキャロル・アンが放送終了後のTVに向かって話しをしだした。 それから、家の中では様々なポルターガイスト(騒霊現象)が起き始め、キャロル・アンはこの世とあの世の狭間へと連れ去られる。 両親は愛する娘を邪悪な霊から取り戻せるのか。 そして、一家を襲う恐怖の原因とは一体・・・。
次々と起こる奇怪な現象に目は釘付け。超常現象の調査に来た研究者の一人が、鏡に映る自分の顔を自ら引きちぎっていくシーンは特に気持ち悪い。 また、変に感心してしまったのが、ポルターガイストによってテーブルの上に積み上げられた椅子。 恐怖心を除けば、その素晴らしさに拍手さえ送ってしまいそう。
母親が娘を助けに異時限の入り口へと足を踏み込むシーンでは、緊迫感の中に、子供のために夫と心が一つになる“信頼感”を感じる。
製作がスピルバーグだけあって、ホラー映画ではあるけれど、恐怖だけでなく、家族愛、人間愛がしっかり盛り込まれている。そこが、『ポルターガイスト』シリーズの中でも、この1作目が一番印象に残り、好きな理由かな。
この映画もSFXが多用されているけれど、ちょっとタネ明かしをすると、家が内側へと破壊されていくシーンは、家のミニチュアを後ろ側から、ワイヤーと巨大な真空ポンプ(強力な掃除機を思い浮かべてもらうといいかも)で、吸い込ませているのだ。 アイデアが素晴らしい!
ラストシーン、モーテルの部屋のTVを外に出してしまう気持ちは、観ている者、みんなの気持ちかもしれない。
担当:おーちゃん
