ショーシャンクの空に

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原題:THE SHAWSHANK REDEMPTION
('94・米 143mins.)
出演:ティム・ロビンス/モーガン・フリーマン
   ウィリアム・サドラー
監督・脚本:フランク・ダラボン
原作:スティーブン・キング


妻とその愛人を射殺したかどでショーシャンク刑務所送りとなった銀行家アンディ。初めは戸惑っていたが、やがて彼は自ら持つ不思議な魅力ですさんだ受刑者達の心を掴んでゆく。そして20年の歳月が流れた時、彼は冤罪を晴らす重要な証拠をつかむのだが…。allcinema ONLINEより


 「良い映画を観た。」そう感じた。「感動」や「泣けた」とも少し違う。 そして、とても好きな一本になった。
 
 妻とその愛人を殺した罪で、ショーシャンク刑務所に送られて来たアンディ。 娑婆では大銀行の副頭取と、若いがインテリの彼は、塀の中では浮いた存在だった。 ホモに狙われたり、慣れない刑務所暮らし(当然だが)に閉口していた彼が声を掛けたのは、終身刑に処せられ服役20年になるレッドだった。 調達屋と呼ばれるレッドや他の同僚(囚人)との友情、卑劣で私利私欲に走り、囚人を奴隷としか思わぬ刑務所所長や主任のあまりにひどい仕打ちを受ける中で、頭脳明晰で一風変わったアンディの、伝説とまで言われる行動や希望を持ち続けた彼の長い年月を描く。
 
 静かで落ち着いた雰囲気のアンディを演じるティム・ロビンス。 長身にその可愛い顔が少しアンバランスに見える彼が、塀の中をゆっくり歩く姿は、レッドの言う通り、まるで休日に公園を散歩するようで、一人だけ空気の違う世界に居るように感じる。 いつも虚ろな目をしているアンディが、一枚のレコードをかけ、所内全体に流すシーンで見せる、喜びにも似た、目の輝きが印象に残る。
 
 服役50年になるブルックス役のジェームズ・ホイットモアは、一体どんな罪を犯したのかと思うほど、優しく弱々しい老人を演じている。 50年もの年月を経て、彼が戻った現実は、罪の代わりに失ったものが、長い時間と自由だけではなかった事を伝えてくる。
 
 悪どく、傲慢で卑劣なノートン所長を演じるボブ・ガントンは、その素晴らしい演技も然る事ながら、髪形を変えたり、少し太ってきたりと、観る者に長い年月を感じさせ、彼もまた、深く印象に残る俳優だ。
 
 そして、アンディの友達で、このストーリーのナレーターでもあるレッド役のモーガン・フリーマン。この映画で彼の存在は大きく、そのナレーションも実に耳に心地良い。
 
 暗く、悪臭漂う刑務所の、気が遠くなる程ゆっくり流れる時間の中、妙に穏やかな安らぎを感じられるシーンや痛快なまでのアンディの頭の良さ、飽きさせる事の無いストーリー展開は、他の刑務所を題材にした映画とは全く違った「味」がある。

担当:お~ちゃん

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このページは、ウガーが2005年10月 8日 18:09に書いたブログ記事です。

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